感動した言葉なので引用させて下さい。
飢えて死ぬ豹となっても腐肉を漁るハイエナとはならない
振り向いても もうだれもいない
つたって来た足音も 忘却の雪のかなたに消えて
山肌を踏みしめて立ちつくす豹に見えるものは
ただ白く凍えた頂きと その果てのめくるめく青空でしかない
寒さが襲い、飢えが身を引き締めても なぜか不思議に恐怖はない
登らねばならぬ 来た限り
自分自身を全うするためにあの頂けへ
そして その頂きを越えて さらに高く自由などこかに向かって
行く着く その果てに見いだされるものを
他の誰に見えなくとも、自分ひとりが見とどけ、手ににぎりしめ
みずからに与えるために
登らなくではならぬ 人生という山の
真の自分自身という頂きに向かって